上海や北京の都市観光、大連や広州への出張、歴史や食文化を目当てにした旅。中国は日本から3~4時間で到着できる近さがありながら、日本で使い慣れたアプリやサービスの多くが現地では利用できず、支払いも独自の決済アプリが中心と、ほかの渡航先とは準備の中身が大きく異なる国です。

実際に訪れた人からは、「想定していなかった戸惑い」や「事前に整えておけばよかったこと」を挙げる声が聞かれます。

そこで今回、中国のWiFiレンタルサービスを手がけるWiFiトラベルと共同で、過去10年以内に中国へ渡航した全国の20歳~59歳の男女150名を対象に「中国渡航者に関するアンケート調査」を実施しました。

本調査では、渡航前の不安から現地での困りごと、通信手段、準備しておけばよかったもの、そしてアプリやサービスの利用をめぐる工夫まで、中国滞在のリアルな実態を明らかにしています。

<記事等のご利用にあたって>

本リリースの内容を引用・転載いただく際は、以下の対応をお願いいたします。 ・引用元を「WiFiトラベルとプラスト株式会社の共同調査」と明記 ・WiFiレンタルサービス(https://www.wifi-travel.jp/countries/china/)へのリンクを設置 ・該当記事(https://media.crossdata.co.jp/wifi-usage-survey-20260919/)へのリンクを設置

調査概要

調査名:中国渡航者に関するアンケート調査 調査手法:インターネットアンケート 調査期間:2026年9月8日~9月15日 調査対象:事前アンケートで「10年以内に中国に渡航した」と回答した全国の20歳~59歳の男女 有効回答数:150件

質問内容

質問1:中国渡航前、現地での滞在にどの程度不安を感じていましたか? 質問2:中国滞在中に、想定していなかった困りごとや戸惑いはありましたか? 質問3:中国滞在中に困った・戸惑った内容を教えてください。 質問4:中国渡航時、どのような通信手段を利用しましたか? 質問5:中国渡航を振り返り、「事前に準備しておけばよかった」と感じたものは何ですか? 質問6:中国滞在中、LINEやGoogle、SNSなどのアプリやサービスの利用で困ったことや工夫したこと、事前に準備したことがあれば教えてください。

※数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。 ※複数回答を含む設問では合計が100%を超える場合があります。

渡航前に不安を感じた人は65.3%、“身構えて出発する”渡航先

まず、中国渡航前に現地での滞在にどの程度不安を感じていたかを尋ねたところ、「少し不安だった」が43.3%で最多。「とても不安だった」22.0%を合わせると65.3%となり、約3人に2人が何らかの不安を抱えて出発していたことになります。「不安はなかった」は34.7%にとどまりました。

【渡航前の不安】

・とても不安だった:22.0% ・少し不安だった:43.3% ・不安はなかった:34.7%

男女別では、不安を感じた人は男性68.4%、女性60.0%と、男性のほうがやや高い結果です。言葉の壁や通信環境、決済方法の違いといった情報が渡航前から広く知られていることが、不安の高さにつながっていると考えられます。

「想定外の戸惑い」は42.7%、備えていても想定外は起きる

次に、中国滞在中に想定していなかった困りごとや戸惑いがあったかを尋ねたところ、「あった」は42.7%、「なかった」は57.3%でした。

【滞在中の困りごと・戸惑い】

・あった:42.7% ・なかった:57.3%

男女別では男性47.4%、女性34.5%と、男性は約半数が想定外の場面に直面しています。渡航前に不安を感じていた人が3人に2人という国でありながら、それでも4割超が「想定していなかった」戸惑いを経験しており、事前に得られる情報と現地の実態にはまだ開きがあるようです。

言葉・お金・通信が同時に立ちはだかる、“生活の仕組み”が違う国の戸惑い

前問で想定していなかった困りごとや戸惑いが「あった」と回答した64名を対象に、具体的な内容を尋ねたところ、最も多かったのは「中国語が通じない」で57.8%。続いて「キャッシュレス決済や現地の支払い方法に戸惑った」43.8%、「通信環境(WiFi・ネット)が不安定だった」42.2%、「交通・移動手段が分かりにくかった」32.8%と続きます。

【滞在中に困った・戸惑った内容】

・中国語が通じない:57.8%

・通信環境(WiFi・ネット)が不安定だった:42.2% ・キャッシュレス決済や現地の支払い方法に戸惑った:43.8%

・GoogleやLINE、SNSが使えなかった:28.1%

・治安やトラブルが不安だった:26.6% ・交通・移動手段が分かりにくかった:32.8% ・その他:10.9%

言葉が過半数で突出しつつ、決済と通信が4割台で並んだ背景には、中国の生活がほかの国とは異なる仕組みで動いていることがあります。中国では、検索や地図、メッセージ、決済といった日常のサービスが国内の独自プラットフォームで完結しており、日本で使い慣れた海外発のサービスの多くはそのまま使えません。「通信環境が不安定だった」42.2%と「GoogleやLINE、SNSが使えなかった」28.1%という二つの項目は、回線の問題というより、つながった先の環境そのものが違うことから生じている戸惑いといえます。

支払いについても、都市部では屋台や小さな商店までアプリ決済が当たり前になっており、日本の感覚で現金やクレジットカードを頼りにすると、レジの前で立ち止まる場面が出てきます。

その他の回答には「列車が大幅遅延したが、そのアナウンスが分からなかった」という声もあり、移動の情報が現地語と現地アプリを前提に流れている環境では、言葉と通信の壁が同時に立ちはだかることがうかがえます。

通信の備えは3人に1人がレンタルWiFi、現地任せの層と二分

中国渡航時の通信手段については、「レンタルWiFi」が34.0%で最多。続いて「現地SIMカード」26.0%、「eSIM」23.3%と続きます。

【渡航時の主な通信手段】

・レンタルWiFi:34.0% ・現地SIMカード:26.0% ・eSIM:23.3% ・ホテル・公共WiFiのみ:22.0% ・特に準備しなかった:22.0%

男女別では、レンタルWiFiと現地SIMカードは男性が、eSIMは女性がやや上回りました。

一方、「ホテル・公共WiFiのみ」22.0%と「特に準備しなかった」22.0%を合わせると、自分専用の通信手段を用意しなかった層が4割超に上ります。困りごとで通信環境の不安定さが42.2%、使い慣れたサービスが使えないことが28.1%を占めた点を踏まえると、通信の備えの有無が現地での快適さを分けている可能性があります。

言葉は乗り切れても通信と決済は別、後悔が集中した二つの準備

中国渡航を振り返り「事前に準備しておけばよかった」と感じ

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査
  • 関連組織:WiFiトラベル / プラスト株式会社
  • 製品・サービス:WiFiレンタルサービス / 中国渡航サポート