自身のいびきに悩み、対策グッズを購入して改善を試みる人は少なくありません。しかし、様々な商品を試しても期待した効果が得られず、支出ばかりが重なっているという声も多く聞かれます。一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、いびき対策グッズの購入経験がある男女200名を対象に「いびき対策の費用と効果に関する実態調査」を実施しました。その結果、半数以上の人が対策に3,000円以上を費やしている一方で、7割以上が「効果を実感できていない」という実態が明らかになりました。自己対策の限界と、それに伴う費用の積み上がりを通じて、適切な専門機関への相談の重要性をお伝えします。

調査背景

主要指標 — KEY FIGURES

53.0%
半数以上(53.0%)が「3,000円以上」を支出
73.5%
73.5%が「効果を実感できていない・どちらともいえない」と回答
20.6%
効果がわからないまま使い続けている:20.6%
28.4%
鼻腔拡張テープ:28.4%

物価高が続く2026年現在、消費者の節約志向は高まっていますが、健康や睡眠に関する悩みへの投資は継続される傾向にあります。いびき対策においても、枕やテープ、スプレーなどのグッズを買い足す方が多いものの、「お金をかけてもなかなか改善しない」という課題がありました。当協会が推奨する「まずは自分で試す自己対策」と「適切なタイミングでの専門医への相談」のバランスについて、今回は「これまでに使った金額」や「買い足し・継続の行動」という具体的な軸から自己対策の限界を可視化するため、本調査を実施しました。

調査サマリー

いびき対策の合計金額、半数以上(53.0%)が「3,000円以上」を支出

効果について、「はっきり実感できた」はわずか4.0%。73.5%が「実感できていない・どちらともいえない」と回答

経験した行動は「効果がわからないまま使い続けている」が20.6%で最多

最も購入された商品は「鼻腔拡張テープ」28.4%、次いで「加湿器」14.8%

いびきが「睡眠時無呼吸症候群のサインになることがある」との認識は22.7%にとどまる

詳細データ

Q1:これまでにいびき対策として購入したことがあるものを教えてください

鼻腔拡張テープ:28.4%

加湿器:14.8%

マットレスや寝具の買い替え:13.2%

横向き寝用のクッション・抱き枕:12.9%

口テープ(マウステープ):12.0%

その他:18.7%

→ 比較的手軽に購入できる「鼻腔拡張テープ」が最も多く選ばれました。一方で、加湿器や寝具の買い替えなど、数千円から数万円単位の費用がかかる対策を行っている層も一定数存在し、睡眠環境全体の見直しを図る傾向も見られます。

Q2:いびき対策にこれまで使った金額の合計はどのくらいですか?

3,000円未満:39.0%

3,000〜5,000円未満:18.0%

5,000〜1万円未満:16.0%

1万〜3万円未満:14.0%

覚えていない:8.0%

その他:5.0%

→ 「3,000円未満」が最多となったものの、残る半数以上は3,000円以上を費やしており、中には1万円以上の出費をしている人も約2割(「1万〜3万円未満」と「その他」内の高額帯)に上ります。対策を重ねるごとに累積費用が膨らんでいることがうかがえます。

Q3:購入したもので、効果を実感できたものはありましたか?

どちらともいえない:37.5%

あまり効果を実感できなかった:28.5%

少し効果を実感できたものがある:22.5%

まったく効果を実感できなかった:7.5%

はっきり効果を実感できたものがある:4.0%

→ 「はっきり効果を実感できた」と回答した人はわずか4.0%にとどまりました。「どちらともいえない」「あまり実感できなかった」「まったく実感できなかった」を合わせると73.5%に達し、多くの人が費用の支出に対して十分な効果を得られていない現実が浮き彫りになりました。

Q4:いびき対策について、これまでに経験したことを教えてください

効果がわからないまま使い続けている:20.6%

インターネットで対策法を調べ直した:18.4%

家族など身近な人に相談した:10.8%

体重や飲酒など生活習慣を見直した:9.8%

運動習慣をつけるようにした:9.5%

その他:30.9%(同じ商品を買い替えて使い続けている:8.9%、特にない:7.9%、対策グッズを買ったが放置している:6.3% など)

→ 効果が曖昧なままでも、とりあえず手元のグッズを使い続けている人が最も多い結果となりました。また、インターネットで調べ直すなど自力での解決を模索する行動が上位を占めており、医療機関への相談といった根本的なアプローチには至りにくい現状がわかります。

Q5:いびきや睡眠時無呼吸症候群について、知っていることを教えてください

いびきが無呼吸症候群のサインになることがある:22.7%

呼吸が止まっている場合は医療機関への相談がすすめられる:20.6%

放置すると健康リスクが高まるとされる:15.8%

医療機関の検査で診断できる:12.8%

市販の対策グッズでは改善しない場合がある:12.1%

その他:16.0%

→ いびきと睡眠時無呼吸症候群の関連性や、医療機関への相談目安についての知識は、それぞれ2割程度にとどまっています。自己対策で改善しない場合でも、「病気のサインかもしれない」という認識が薄いため、専門医の受診という選択肢に結びついていない可能性があります。

調査結果のまとめ

今回の調査では、いびきに悩む多くの方が、対策グッズの購入を中心に自己対策へ費用を投じていることがわかりました。しかし、全体の7割以上が明確な効果を感じられておらず、「効果がわからないまま使い続ける」「インターネットで対策法を調べ直す」といった行動を繰り返している実態が明らかになりました。少額の対策グッズから始めた場合でも、明確な改善が見られないまま買い足しや継続を重ねることで、結果として数千円から一万円以上の出費につながり、費用ばかりが積み上がっていく構図が浮き彫りになっています。

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会のコメント

いびきは、単なる「音の悩み」ではなく、体が発する重要なSOSのサインである場合があります。手軽な対策グッズから始めること自体は悪いことではありませんが、数千円、数万円と費用をかけても改善しないのであれば、それは「自己対策の限界」を迎えている証拠です。効果がわからないままグッズを買い足す前に、一度立ち止まってみてください。いびきの背景には睡眠時無呼吸症候群などの疾患が隠れている可能性があり、これらは医療機関での適切な検査と治療によって劇的に改善するケースが多くあります。お金と時間を有効に使い、ご自身の健康を守るためにも、早めに専門医へご相談されることをお勧めします。

調査概要

調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会

調査期間:2026年9月11日〜9月13日

調査対象:自身のいびきを自覚しており、対策グッズを購入したことがある全国の20〜60代男女

調査方法:インターネットによるアンケート調査

有効回答数:200名

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査結果
  • 関連組織:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会